プレス加工

プレス加工では、まずは元となる「金型」を作成します。金型は全ての部品のマスタになる最も重要なパーツです。これが少しずれたり破損したりすると、製品として使用することができなくなってしまします。

注文にあったパーツをデザインし、大元となる金型を作るのは熟練の技術が必要です。また少しずつ形が崩れてきますので、メンテナンスもしっかり行うことが重要です。

齊藤工作所では金型の作成、メンテナンスも委託することなく、自社で行うこともできます。それぞれ別の会社に依頼するよりも、手間もコストも格安に抑えることができるのが特徴です。

金型ができたら、素材となる金属などをプレス機械にセットします。
簡単に言えばプレス機械のボタンを押すだけなのですが、材料の置き方など微妙な感覚をつかむにはある程度の慣れが必要です。

齊藤工作所では町工場では珍しく300tまでのプレス機械があり、比較的大きな製品でもプレス加工できるのが特徴です。

単調に思える作業ほど、改善点がたくさんあります。 より正確により早く製品を作るために、新入社員でもたくさんアイデアを出して頂ければありがたいです。

プレスした製品の代表例としては1円玉、5円玉などの硬貨があります。穴の位置がずれた5円玉、50円玉などを見たことがある方もおられるのではないでしょうか。

硬貨であればそれでも使用できるかもしれませんが、家電製品や車のパーツでそういったものが混ざると会社の信用を失うだけではなく、事故につながったりする危険性もあります。

そういったものが紛れないようにしっかり見張る「最後の番人」となるのが検品のお仕事です。